「Web広告の運用スキルを、副業で活かせないかな」と考えている方に向けて、会社員をしながら副業で広告運用を続けている私が、実際の仕事の中身と、やってみて分かったことを書きます。
私はmassiといいます。2017年から広告運用に携わっていて、本業ではデジタルマーケティング全般を担当しています。2024年8月からは、副業のフリーランスとしても広告運用の仕事を受けています。独立するつもりはなく、本業と副業を両立させながら続けていくスタイルです。
結論:広告運用は副業と相性がいい。カギは「時間の整理」と「AIの使い方」
先に結論をまとめます。
- 広告運用は、パソコンさえあれば場所を選ばず、実績が数字で残るので、副業に向いている仕事です。
- 一方で、配信トラブルや急な修正依頼など、本業中に対応を求められる場面があります。
- 始めるなら、受ける仕事の範囲と連絡できる時間帯を、契約の段階で決めておくのが大切です。
- そして、AIをどれだけうまく使えるかで、同じ時間でこなせる仕事の量が大きく変わります。
副業を始めたきっかけ:本業だけでは収入アップに限界を感じた
副業を始めた理由はシンプルで、本業だけでは収入を上げるのに限界を感じたからです。
最初の案件は、知人からの紹介でした。その後に受けた案件も、すべて知人の紹介です。クラウドソーシングやエージェントは、今のところ使っていません。広告運用は成果が数字で見えるので、一度きちんと結果を出すと、そこから次の紹介につながりやすいと感じています。
副業で実際にやっている仕事:一人で代理店の役割を担う
副業では、広告の運用だけでなく、配信の設計からレポートまでを一通り担当しています。イメージとしては、広告代理店のチームがやる仕事を一人で回している形です。
| 工程 | やっていること |
|---|---|
| 1. 配信設計 | 誰に・どの媒体で・いくらの予算で配信するかを考える |
| 2. クリエイティブ | 広告文やバナーなど、広告の中身を企画して制作する |
| 3. 計測設定 | GA4やGoogleタグマネージャーで、問い合わせや購入などの成果を正しく測れるようにする |
| 4. 入稿 | 広告の管理画面に設定を入れ、配信を始める |
| 5. レポート | 数値をまとめて、クライアントに報告する |
| 6. 改善(PDCA) | 結果から仮説を立て、次の打ち手を決めて1に戻る |
担当してきた業種は、ECやイベントの集客などです。
1週間の働き方
副業にかけている時間は、平日は1日1時間未満、土日も多くて2時間ほどです。週の合計でも10時間に届きません。
この時間で回せているのは、次に書くAIの活用によるところが大きいです。
副業でやってよかったこと
1. これまで無駄にしていた時間でお金を稼げている
平日の夜や週末の、なんとなく過ごしていた時間が、収入に変わりました。
2. AIの使い方がうまくなった
限られた時間で仕事を回すために、AIを使い倒すようになりました。レポートの下書きや広告文のたたき台など、AIに任せられる部分を任せることで、自分は判断が必要な部分に時間を使えています。この経験は本業にも活きています。
3. 趣味や仕事環境に投資でき、生活の質が上がった
副業で得たお金を、趣味や仕事の環境づくりに回せるようになりました。作業環境が良くなると副業もはかどる、という良い循環が生まれています。
副業ならではの大変なこと
本業の時間中に連絡や対応が発生する
本業の時間中に、副業の対応が必要になったこともあります。そういうときは、スマホからAIを使って納品物のベースを作っておき、帰宅後すぐに仕上げて送れる状態にしています。パソコンを開けない時間でも「下ごしらえ」だけ済ませておくことで、大きく困ることはありません。
確定申告などの手続きが必要になる
会社員でも、副業の所得(収入から経費を引いた金額)が年間20万円を超える場合は、所得税の確定申告が必要です。20万円以下なら所得税の確定申告は不要ですが、住民税の申告は別に必要なので注意してください。詳しくは国税庁やお住まいの自治体の案内で確認してください。(2026年9月時点)
私は最初の年は税理士に依頼しました。今年は、自分で申告することに初めて挑戦する予定です。その過程も、このブログで記事にするつもりです。
本業の就業規則を確認する必要がある
副業を認めているかどうか、同業他社の仕事を受けてよいかは、会社ごとに違います。始める前に就業規則を確認しておくと安心です。
広告運用の副業に向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 本業や過去の仕事で、広告運用の実務経験がある | 広告運用の経験がなく、すぐに収入を得たい |
| ある程度割り切って、一見むだに見える手間にも付き合える、おせっかいな性格 | 決まった時間以外に連絡を受けたくない |
| 自分で連絡時間や作業範囲を相手と決められる | 本業が忙しく、週に数時間も確保できない |
広告運用は、きれいな手順どおりに進む仕事ではありません。クライアントの細かい相談や、数字に表れない調整に付き合えるかどうかが、長く続けられるかの分かれ目だと感じています。
本業と両立するために決めているルール
私が必ず守っているのは、新しい案件の話が来たら、受ける前に必ず整理することです。
- 想定される工数(どれくらい時間がかかるか)と、業務の範囲を確認する
- 本業と副業の両方について、直近の稼働を振り返る
- 両方を合わせて無理がないかを判断してから、受けるかどうかを決める
この整理をせずに受けると、必ずどちらかが中途半端になり、結果的に損をします。副業を長く続けるうえで、いちばん大事にしている習慣です。
副業の案件はどうやって見つける?
私自身はすべて知人の紹介ですが、広告運用の副業案件を見つける方法は、主に次の3つがあります。
- 知人・前職のつながり:信頼関係がある分、条件の相談がしやすい
- クラウドソーシング:案件数は多いが、単価が低めのものも多い
- 副業・フリーランス向けのエージェント:条件に合う案件を紹介してもらえる。週1日から・リモートの案件を扱うサービスもある
紹介のつてがない場合の探し方は、別の記事でまとめる予定です。
まとめ
- 広告運用は、場所を選ばず成果が数字で残るため、副業と相性がいい仕事です。
- 平日1時間未満・土日2時間ほどでも、AIをうまく使えば一人で代理店のような役割を回せます。
- 本業中の連絡対応や確定申告など、副業ならではの負担もあるので、案件を受ける前に工数と稼働を必ず整理しましょう。
このサイトでは、本業と副業を両立するなかで調べたこと・試したことを、これからも書いていきます。
